訪問リハビリセラピスト
対象者の体を支えるときにどのような手の使い方をしていますか?
対象者に緊張を与えないようにするための練習方法や気づきについてブログに記録しておこうと思います!!
手の使い方の基本(虫様筋握り)
手を使うときは
手の機能的肢位 と 虫様筋握り
を意識するのが基本と教わりました
そのほかに
・手のひらの尺側を最初に当てる
・対象者の体を支えるときは手のひらの尺側が同じ圧で離れないようにする
・手関節背屈・軽度尺屈位保持(掌屈しない)
・体を使って動かす
ことも重要と教わりました
手の使い方を間違えると
母指球や指先、MP関節のところで対象者を支えると手関節が掌屈し手のひらで相手を押すようになるので対象者に緊張を与えてしまうと感じています
虫様筋とは
・MP屈曲、PIP・DIP伸展に作用
・MP関節の橈屈にも関与
・起始は深指屈筋、停止は伸筋腱
=屈筋と伸筋のバランスに影響を及ぼす
・手のセンサー(筋の収縮速度を検出する筋紡錘の分布密度が高い)
・芋虫ほどの大きさ
対象者を緊張させないとどんなことが起こる?
現段階ではpassive ROMexにおいて
・痛みを出しにくい
・関節可動域が改善する
・優しく触られていると感じてもらえる
・相手の動きを感じやすい
ということが起こっています
自分の手をどう使っているのか気づくために
空振りセラピスト
僕の場合、手掌の尺側の感覚が感じにくく、指摘されてもなかなか対象者の体を尺側で支えることが難しかったです
自分なりに工夫したこととは?
①ビデオに撮る
家族に協力してもらいROMexのときの体の使い方をビデオに撮りました
実際に客観的にみてみると手関節が掌屈したまま動かしていたり、手のひらの尺側が浮いていたりしました
空振りセラピスト
音楽で自分の演奏を録音するのと似ていますね!!
客観的に自分の動きを研究することで改善点をピックアップしやすいと感じました!!
②冷えたコップを使って手のひらのどこに当たっているか観察する
お茶を飲んでいるときに気づいたんです!!
上の写真のように手のひらの尺側が外れている!!
手のひらの尺側でしっかり支えていると感じていたはずのコップにがっつり橈側があたっている!!!
上の写真のように手のひらの尺側が当たるとこんな感じに!!
冷えたコップは触ると曇るのでわかりやすいです!!
空振りセラピスト
絶対に尺側に当てていると感じていたので、ショックでしたが自分の手のひらの感覚を意識してリハビリしないといけないことがわかりました!
まだまだ改善中ですが、日々計画、実行、確認、修正しながら少しずつよりよい方向へ進んでいくことが重要だと感じています!!