プラス思考の
空振りセラピスト
空振りセラピスト
椅子やベッドから立ち上がりながら歩行を開始している人は、どの筋が動作に関係しているのか疑問に感じ調べてみました!
sit to walkとは
椅子座位から立ち上がり歩行を開始する一連の動作
sit to walkの特徴
①健常者では立ち上がり動作が完了する前に歩行に移行する
②離殿と歩行開始が同時に行われ立ち上がりの完了を待たずに歩行が開始している
sit to walkの発現に寄与する要因
①筋力
②Locomotion(移動運動)の協調性
③予測的な姿勢調節
④環境要因
病棟でのsit to walk
実際の場面を観察してみると、立ち上がりながらまっすぐ進む人もいますが、ベッドサイドでは左右に方向転換しながらの立ち上がりを行なっている場合も見られます
私はsit to walkは立ち上がりとステップが組み合わさった動作と考えました
sit to walkに必要な筋について、左右への方向転換であるクロスステップ、サイドステップの筋活動を参考に考えてみました
・クロスステップ=中臀筋や大腿筋膜張筋の筋活動が直進と比較して高まる
*支持側下肢の中臀筋と大腿筋膜張筋=遊脚側へ骨盤が下制するのを制動
・サイドステップ=大臀筋上部繊維が骨盤が遊脚側へ落下するのを制動しながら反対側へ回旋させる駆動力として貢献
これより、立ち上がり動作に必要な筋(下記)に加え、サイドステップクロスステップで必要な中臀筋、大腿筋膜張筋、大臀筋上部線維が動作に必要であると考えました
立ち上がり動作に必要な筋
・縫工筋・大腿直筋(体幹前傾)
・前脛骨筋(下腿の前傾)
・内・外側広筋(膝の伸展)
・ハムストリングス・大臀筋(股関節伸展、重心上方移動)
脊柱起立筋(姿勢を直立位に、姿勢保持)
今回は動作に必要な筋を考えてみましたが、他にも協調性や予測的な姿勢調節、環境が関係しているとのことなのでさらに調べていきます。
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