リハビリに効果があった学習方法についてブログにまとめました
基本動作の理解 PR

起き上がり動作について

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プラス思考な
空振りセラピスト

起き上がり動作がうまくいかない対象者さんがいませんか?

どの相でつまずいているかを評価できるとアプローチする筋肉も分かりやすいと思います

起き上がり動作について調べてみました!!

起き上がり動作に必要な基礎知識

起き上がり動作の相分け

起き上がり動作を2相に分けます

①第1相(背臥位〜上部体幹回旋〜オンエルボーまで)

  ・頸部屈筋群・回旋筋群が頭部屈曲・回旋させる

  ・上側外腹斜筋、下側内腹斜筋が上部体幹を回旋させる

  ・三角筋中部・後部繊維・棘上筋で肩関節外転・伸展しオンエルボー

   となる

②第2相 オンエルボーからオンハンズとなり座位まで

  ・上腕三頭筋で肘関節伸展しオンハンズとなる

  ・荷重側坐骨から両坐骨に荷重が移り座位姿勢となる

起き上がり動作の代償動作

 ・第1相で、頭部・体幹回旋できず垂直に起き上がる

 ・第2相で、両側坐骨を支持基底面に接地できず、骨盤後傾位で重心は後

  方に残ったまま(骨盤前傾が行えない)

 ・両足を挙上して反動で起き上がる

 ・ベッド柵を引っ張って起き上がる

私が考える起き上がりでの体幹・骨盤のリハビリプラン

プラス思考な
空振りセラピスト

今できている動作から機能改善を目指す方ができない動作を反復練習するよりも対象者さんに優しいと思います

①座位がとれない対象者さん(ベッドで寝ている時間が長い)

→臥位で頭部・体幹筋に対して、腹筋群と股関節周囲筋群を使用したヒップアップ(片足でのヒップアップや体幹回旋動作まで)

②脳血管疾患などで上肢に麻痺がある対象者さん

→麻痺側上肢を健側上肢と一緒に手を組んでプロトラクションさせ

体幹回旋を誘導(寝返りで体幹前面筋が働くように)

③機能的な座位がとれる対象者さん

→ベッド上端座位で坐骨支持からゆっくり骨盤ティルト・後傾させ両足をプラットホームの上にのせ股関節周囲筋や体幹筋を働らかせる

これらを組み合わせ、起き上がりに結びつくリハビリを行うのはどうでしょうか?

ABOUT ME
プラス思考な訪問リハビリセラピスト
広島県の作業療法士。リハビリと趣味のテナーサックスに没頭中!日々臨床で疑問に思ったこと、学習した内容、克服した方法など発信します!音楽はハッピーなジャズが好き!